ジャガード織りによるリップ&タン

フランス・ロワールの古城の壁面は多くのタペストリーで飾られている。歴史絵巻あり、田園風景あり。縦糸と緯糸の組み合わせのみで表現されたジャガード織には、手間と技による気迫がある。ストーンズ・スタジャンも最初からジャガード織りで意匠を表現すると決めていた。しかし問題が1つ。服地としての毛織物は、織り上げた後、余分な油分と風合い出しの為に湯通しを行う。ここで少なからず縦横に縮みが起こる。職人はその歪みを想定して柄を組み上げるのだ。羊の機嫌をうかがいながら1972年登録のリップ&タンを1発で決めてくれた。これぞメイドインジャパンの底力、弊社100年ジャガードも手がける機やさんのアナログパワーなのである。
実はこの機やさん、自分の要望があまりにシビアだったため、たった数十メートルの注文のために12種類の試織りを作ってくれていた。これはもはや商売ではなく、プライドをかけてくれた。結果、最短で最高の生地が仕上がった。

リップ&タン スタジャン

リップ&タン スタジャン

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