85年目の謎解き

この写真、ある天才の人生を変えた1枚と言われている。モデルは画家ハインリヒ・ヘールレ。撮ったのはオーギュスト・ザンダー1927年 。その天才は壁にぶち当たっていた。自分の作りたいシャツはメンズファッションとして成立し得るのか、のちにアバンギャルドの巨匠とまでいわれた彼ですら70年代のタイトフィットの呪縛を振り切るには時間を要した。そして彼はこの1枚に出会った。画家の首をやさしく包み込むやわらかな襟、肩先から雨降りのように分量のはいった袖、そしてネック寸がジャストなのに対してこのふくよかな身頃幅である。いわゆる70年代シャツとはまったく逆の80年代ニュアンスがいまでこそ確実に見て取れる。彼曰くこの1枚を通じて神から『ゆけ!』とサインが出たそうな。。。。。       そして今、俺の手の中に全く同じディテールを秘めたポプリンシャツがある。約100年、誰も着ることなくヨーロッパの田舎で眠っていた1枚だ。さて、スロウガンなりの解析をはじめよう。2011年の視線から何が見えてくるかおたのしみだ。がんばります 耀司センパイ。 M

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